ユーザー側でreCAPTCHAv3バッジを消す方法

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reCAPTCHAってなに?

スパムボットと人類の敵です。

あまり冗談に見えないですね…。

本当は人間でないと判断できないような画像を選択させ、スパムボットによる被害からサイトを保護するGoogleのサービスです。

画像を選ばせるタイプはreCAPTCHAv2。

あ!こいつか!むかつく!と思った方も多いのではないでしょうか。わたしもはっきりいって嫌いです。

上記画像は横断歩道ですが、横断歩道の画像が一つもないパターンとかしばしばあるんですよね…。

かなり評判が悪かったのか、2018年からサービス開始されたreCAPTCHAv3ではボット特有の動きを検知するよう変更がなされています。

つまり画像を選ばせるようなチャレンジは不要で、人間特有の動き、ボット特有の動きを判定し、人間かボットかを検知できる仕組みとのこと。

詳細は以下、Google Developersサイトに載っています。

reCAPTCHA v3  |  Google for Developers

reCAPTCHAv3の欠点

reCAPTCHAv3では画像によるチャレンジ不要で人間とボットの判断を行えるようになった反面、何も設定せずにサイトに設置すると、以下のようにreCAPTCHAマークのバッジが表示されてしまいます。

お問い合わせフォームなどスパム防止に効果の高いページだけで適用・表示されるわけではなく、reCAPTCHAv3を設置したサイトの全ページで表示されるようになります。

特にスマホのような小さな画面では目に入りやすく、ちょうどみたいコンテンツと被ってしまうこともある厄介なバッジです。

正規のユーザーに対しては何の意味のもないマークで、コンテンツの魅力とも関係がない。

ボットで攻撃できそうなサイトを探す人間に対しては効果があるのかもしれませんが、正規のユーザーのことを考えると、サイト管理者側で消したほうがいいとわたしは思っています。

サイト管理者は以下Google Developersサイトの説明に従って非表示にすることができます。

よくある質問  |  reCAPTCHA  |  Google for Developers
reCAPTCHA Enterprise、バージョン、制限、カスタマイズなどに関する質問への回答を得る

以下の箇所に書いてあります。

このようにサイト管理者のひと手間で消すことはできますが、消していないサイトに遭遇してしまうとユーザーとしてはどうにもならない…ということで、AdGuardのルールを作成してバッジを消してみます。

reCAPTCHAv3バッジ非表示化ルール

以下のルールをAdGuard等でユーザールールに追加することでバッジを非表示化できます。

##div[class*="grecaptcha-badge"]

ルールを有効化すると、reCAPTCHAバッジを消すことができます。

正規の方法で消せるのはサイト管理者のみですから、Googleのサイトを触れるわけのないわたしが、Googleサイト上のreCAPTCHAバッジを消していることで効果がわかると思います。

バッジを表示するための要素を消しているのであって、reCAPTCHA自体を回避するわけではありません。

広告というわけではないので、AdGuard等にプリインストールされたフィルターには含まれていません。

過去記事で公開したにゃんちゃんフィルターに入れ込んであります。

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