前書き
ちょうど1年ほど前の2022年11月ごろ。
わたしがGitHubにルールを公開する前の話です。
Yahooを使っていると、どうしても不快な記事が目についてしまう。
WindowsやMacならChromeの拡張機能としてY!News Excluderがリリースされており、
AndroidでもChromiumベースのKiwiブラウザであれば利用することができました。
(Android FireFoxは限られた拡張機能しかインストールできない関係で利用不可)
しかし当時、iOSにはそんな素敵なアプリはなく自作する以外にどうしようもありませんでした。
どうにかして快適にYahooを使えないものかと考えた結果、
AdGuardを使ってYahooの記事を消す「かわいいフィルター」を作ることにしました。
元は自分で使うためだけに作ったものでしたが、GitHubに公開しておいた方が前バージョンとの差分を自動で残せる、他のデバイスでもルールを共有できるなど都合が良い面が多く、まずはGitHubにアップロードしてみることに。
その後、せっかくなら同じ悩みを抱えている方も使えるようにと、このサイトを立ち上げ「かわいいフィルター」を発信していくことにしました。
2023年度に入った頃にはYahooの不快な記事を消すというフィルター本来の機能は完成しました。
幸い大幅なアップデートは不要で、微修正(軽微なルール追加)を行う状況となっております。
微修正の内容については、Twitter(@kawaii_filter)にて発信しております。
わたしから反応はしておりませんが、リプライで頂いたご感想につきましても拝読しております。
時は流れ現在。
2023年の8月末ごろに「Y!News Excluder for Safari」がリリースされました。
下記リンクからAppStoreにアクセスできます。
(アフィリエイトではありません)
詳細は作者様のサイトもご覧ください。
今回はこの「Y!News Excluder for Safari」を自費購入しましたので、ご紹介します。
なおAppleのアプリストアに自作アプリを公開するためには、有料のデベロッパー会員である必要があるため、120円の有料アプリとしているそうです。
iOSで使えるYahooの見たくない記事を消すという面ではほぼ同じ機能を持っておりますが、
Y!News Excluderはユーザー側でワードを指定して除去する設計に対し、
かわいいフィルターは、例えば「スポニチアネックス」が提供する記事は内容によらず全部消すというような思想で作っております。
AdGuardのユーザールールでもワード指定で消すことはできますが、面倒だしスポーツ新聞や芸能サイトが提供する記事なんて読まないなと思い、今の方式にしました。
2023年11月3日現在では650個のルールが有効化されているようです。
どちらが優れているということはありませんし、わたしはかわいいフィルターによって利益を1円も得ておりませんので(サイト運営費確保のために買ったGMOペパボ株がただ下がりして大赤字)、
皆様が自分の意思で、好きなように、好きなものを使っていただければと思います。
Y!News Excluder for SafariをiOSデバイスで使ってみた
アプリのインストールは特に困ることはないと思いますので、割愛します。
インストール後、詰まりそうな部分について説明します。
⚪︎機能拡張の有効化について
設定アプリ→Safari→機能拡張→Y!News Excluder→「機能拡張を許可」をオンとします。
このタイミングで画像下部、yahoo.co.jpの読み取りを許可することができます。
⚪︎除去ワードの設定
Safari起動→「あぁ」をタップ→Y!News Excluderをタップし、ワードを指定。
「TRILL」と入力すると「TRILL」という文字列が含まれる記事(要素)が除去されます。
例えば「TRILLニュース」など。
現時点ではhttps://trilltrill.jpへのリンクのある記事を全除去といった使い方はできないそうです。
除去できているかどうかについては、「あぁ」のアイコンに青色の通知、
また下記画像のように除去した数がカウントされているため、判断することができました。
デフォルト状態のかわいいフィルターとY!News Excluderの併用はおすすめしません。
正直、わたしもどのような挙動をするか検討がつきません。
もし併用するようでしたら、かわいいフィルターをユーザールール化し、必要な部分のみ抜き出すなどのアレンジした上で除去対象が被らないようにすることをおすすめします。
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