はじめに
この記事ではAdGuardとWebブラウザを使い、
Yahooの記事を消す自作ルールの作成方法の例をご紹介します。
この方法でルールを作成すると、OS・ブラウザを問わず記事除去できます。
AdGuardやYahooに限った話ではありませんので、この手法はYahoo以外にも応用できます。
iPhoneのみを使ってAdGuardユーザールールを作る方法も公開しました。
分かりやすいルールしか使っていませんが…。
Chromeデベロッパーツールの有効化
Chromeの場合、”⋮”→”その他のツール”→”デベロッパーツール”を選択
Safari開発ツールの有効化
Safariの場合、開発ツールの有効化が必須です。
除去したい記事の要素を検索
Safariの場合、開発ツールを有効化すると、上部に「開発」が表示されます。
Safariでは「Webインスペクタを表示」を選択します。
Chromeでは「デベロッパーツール」を選択します。
これによりサイトのコードが閲覧できます。
このコードの中から、記事提供元を特定できるような文字列を探していきましょう。
今回はYahooを例にしていますが、別のサイトであってもURL、ユーザー名、パラメータなど
何かしら要素を特定できる文字があるはずです。
面倒ではありますが、根気よく調べましょう。
コードと対応する部分に色がつきますので、今どの部分のコードを見ているかが分かります。
今回は「日刊スポーツ」提供記事を消してみましょう。
一見英数字の羅列で難しそうですが、地道に調査しましょう。
要素を見ているとURLはぐちゃぐちゃで消せそうもないですが、
data-cl-paramsの中にある”nksports”という文字パラメータは使えそうですね。
もしも外部サイトへのリンクであれば、ドメインで消すのが楽です。
TRILLの記事は、https://trilltrill.jpへのリンクが貼られていることを活用しています。
(あえてTRILLへの埋め込みリンクは貼りません♡)
AdGuard側でのユーザールール入力
AdGuardを起動し、ユーザールールを入力しましょう。
AdGuardを例にしていますが、ユーザールールを入力できればuBlock Originでも同じです。
今回は日刊スポーツ提供記事を消す、つまり使う文字列は”nksports”です。
yahoo.co.jp##a[data-cl-params*="nksports"]
かわいいフィルターでも使っていますが、上記ルールのように入力し、ルールを有効化します。
注意
スクリーンショットのルールはyahoo.co.jpをつけていませんが、つけた方がいいです。
何もつけずにルールを適用化すると、Yahoo以外のサイトでも適用されてしまいますので、
万が一、”nksports”というパラメータを使っているサイトが別にあると影響を受けます。
ルールを大量に作った後に発覚した場合、デバッグが困難を極めます。
逆に全てのサイトでルールを適用させたい場合は、ドメイン指定をしないというやり方もあります。
##a[href*="trilltrill.jp"]
というルールならば、Googleの検索結果もaタグなのでTRILLが消え去ります。
動作確認
ルール追加後は、ルールが想定通りの動作をしているか確認しましょう。
ルールの書き方をミスしていたり、誤字脱字が含まれた場合、早めに気がつくことができます。
ルールを追加したことにより、ちょうど連続で表示されていた日刊スポーツ提供記事が
2記事とも消え、想定通りの動作をしたことが確認できました。
こういうちょっと地道な作業を重ねたものがかわいいフィルターの中身です。
AdGuardやuBlock Originなどの広告ブロックフィルターも似たように、一つ一つの広告の要素やURLを調べて検証する地道な作業だと思います。
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