Yahooの記事を消す方法の一例

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はじめに

この記事ではAdGuardとWebブラウザを使い、
Yahooの記事を消す自作ルールの作成方法の例をご紹介します。
この方法でルールを作成すると、OS・ブラウザを問わず記事除去できます。
AdGuardやYahooに限った話ではありませんので、この手法はYahoo以外にも応用できます。

iPhoneのみを使ってAdGuardユーザールールを作る方法も公開しました。
分かりやすいルールしか使っていませんが…。

Chromeデベロッパーツールの有効化

Chromeの場合、”⋮”→”その他のツール”→”デベロッパーツール”を選択

Safari開発ツールの有効化

Safariの場合、開発ツールの有効化が必須です。

Apple 公式サイトより https://support.apple.com/ja-jp/guide/safari/sfri20948/mac

除去したい記事の要素を検索

Safariの場合、開発ツールを有効化すると、上部に「開発」が表示されます。
Safariでは「Webインスペクタを表示」を選択します。
Chromeでは「デベロッパーツール」を選択します。

Safariの場合
Chromeの場合

これによりサイトのコードが閲覧できます。
このコードの中から、記事提供元を特定できるような文字列を探していきましょう。
今回はYahooを例にしていますが、別のサイトであってもURL、ユーザー名、パラメータなど
何かしら要素を特定できる文字があるはずです。
面倒ではありますが、根気よく調べましょう。

コードと対応する部分に色がつきますので、今どの部分のコードを見ているかが分かります。
今回は「日刊スポーツ」提供記事を消してみましょう。

一見英数字の羅列で難しそうですが、地道に調査しましょう。
要素を見ているとURLはぐちゃぐちゃで消せそうもないですが、
data-cl-paramsの中にある”nksports”という文字パラメータは使えそうですね。
もしも外部サイトへのリンクであれば、ドメインで消すのが楽です。
TRILLの記事は、https://trilltrill.jpへのリンクが貼られていることを活用しています。
(あえてTRILLへの埋め込みリンクは貼りません♡)

AdGuard側でのユーザールール入力

AdGuardを起動し、ユーザールールを入力しましょう。
AdGuardを例にしていますが、ユーザールールを入力できればuBlock Originでも同じです。

今回は日刊スポーツ提供記事を消す、つまり使う文字列は”nksports”です。

yahoo.co.jp##a[data-cl-params*="nksports"]

かわいいフィルターでも使っていますが、上記ルールのように入力し、ルールを有効化します。

注意
スクリーンショットのルールはyahoo.co.jpをつけていませんが、つけた方がいいです。
何もつけずにルールを適用化すると、Yahoo以外のサイトでも適用されてしまいますので、
万が一、”nksports”というパラメータを使っているサイトが別にあると影響を受けます。
ルールを大量に作った後に発覚した場合、デバッグが困難を極めます。
逆に全てのサイトでルールを適用させたい場合は、ドメイン指定をしないというやり方もあります。

##a[href*="trilltrill.jp"]

というルールならば、Googleの検索結果もaタグなのでTRILLが消え去ります。

動作確認

ルール追加後は、ルールが想定通りの動作をしているか確認しましょう。
ルールの書き方をミスしていたり、誤字脱字が含まれた場合、早めに気がつくことができます。

ルールを追加したことにより、ちょうど連続で表示されていた日刊スポーツ提供記事が
2記事とも消え、想定通りの動作をしたことが確認できました。

こういうちょっと地道な作業を重ねたものがかわいいフィルターの中身です。

AdGuardやuBlock Originなどの広告ブロックフィルターも似たように、一つ一つの広告の要素やURLを調べて検証する地道な作業だと思います。

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