AppStoreのAdBlock混同問題
AndroidのアプリはGooglePlayからのインストールが一般的ですが、Amazonアプリストア、APKファイル、APK Pure、Huawei端末ならAppGalleryなどからもインストール可能です。
Appleの場合、アプリはAppStoreからのインストールのみとなります。
Appleの審査が通って公開できる仕組みらしいのですが、混同するような名前がついたアプリも多々みかけます。
たとえばAdBlockと聞くと、多くの人はこちらのAdBlockが思い浮かぶと思います。

このAdBlockはAdBlock, Inc.が公開しているもの。
URLでいうとhttps://getadblock.com/ja/よりダウンロードできるものです。
AppStoreに公開されているAdBlock, Inc.が開発するAdBlockアプリはこちら。

(結構低評価ですしレビュー数が少ないですね…)
じゃあこれは?

こんな話をした時点でお分かりと思いますが、AdBlockと名乗っていますが、AdBlock, Inc.(https://getadblock.com/ja/)ではなく、FutureMindという別の開発者が公開しているアプリです。つまり別物。
ですが、レビュー数や評価の星だけ見ると、こちらをインストールしたくなる気持ちも分かります。
今回はこのアプリを自腹で買って試してみました。
先に書いておくと、iOSならAdGuard無料版の方が使い勝手がいいです。
FutureMind AdBlock
まずは購入しインストールしてみます。
端末は初期化したiPhone 13 mini(iOS 16.3.1)を使いました。


VPNの構成を要求してきました。
今回はあえてアプリの言うがままセットアップを進めます。

ここで読み込まれたDNS proxy ruleを少し見てみます。
参考ですが、おそらくブロックの仕組み(通信に含まれるドメイン名でブロックするのか、Webページのソースコードからフィルタリング対象を探してブロックするのか)が違うと思いますが、AdGuardはベースフィルタのみで3万以上のルールがあります。

FutureMind AdBlockに話を戻します。

Japanese AdserversよりYahoo JPを見てみます。

これはあくまで推測ですが、通信内容をFutureMind AdBlock経由とし、
特定のドメインを含むパケットをブロックするというイメージではないでしょうか。
わたしはアプリ開発者やネットワークエンジニアではないのでよくわかりませんが。

ちなみにこの状態ですと、Googleの検索広告はすり抜けます。
(以前、JR東日本のえきねっとの偽サイトが表示されたようなものですね)
EasyListに含まれているものや、FutureMind AdBlockのリストに入っている広告はブロックするはずです。
EasyListだけだとGoogle検索広告はすり抜けるのかな?

Import rulesという画面があったので、uBlock OriginやAdGuardと同じようにGitHubのURLベタ貼りで試してみましたが怒られてしまいました。
そもそもドメイン名でフィルタリングしているわけではないので、導入できても意味はないのですが。
ちなみに280 BlockerのDNSフィルターは導入できます。
https://280blocker.net/files/280blocker_domain_xxxxxx.txt
上記のURLのうちxxxxxxを今の年月に書き換えてインポートしてください。
https://280blocker.net/files/280blocker_domain_202303.txt
280 Blockerのダウンロードページに書かれていますが、ブロックできるものはかなり限定的とのこと…。
正直、無料ライセンスでもAdGuardの方がいいので、お金を払ってまで使わなくていいです。
むしろこれだと、AdBlock, Inc.のAdBlockを使えばいいのでは…。
AdGuardやuBlock Originの良いところは、広告だけではなく、サイト上のあらゆる要素をブロック可能なところ。いわゆるコンテンツブロッカーという機能です。
かわいいフィルターもただツールとしてAdGuardやuBlock Originを使っているだけで、
正確には広告ブロックフィルターではなくコンテンツブロックフィルターなのです。
あくまでも広告をブロックするだけのソフトウェアではないということを知っておくと、インターネットが快適になりますよ。
個人的にFutureMind AdBlockのとてもかわいくないと思ったところ

漫画や書籍なら分かりますが、このアプリにスクリーンショット撮影検知は必要ですか?
次回予告
ユーザーから人気を集めているブロッカーをわたしの気が向いたときに調べます。
候補①はCrypto Incの提供するAdBlock Pro

AdBlock, Inc.(https://getadblock.com/ja/)のAdBlockのPro版ではありません。
もちろんAdBlock Plus(https://adblockplus.org/en/)の親戚でもありません。
こちらもサブスクリプションが要求されますが、1週間なら無料期間があるみたい。
候補②はHankuper s.r.o.の提供するAdLock

s.r.o.はあまり見ませんが、調べた感じはチェコなのかな?
中華系の有限公司やドイツ系のGmbHはよく見ますね。
AdLockを試してみた記事はこちら。なかなかいいアプリですよ。
https://kawaii.flier.jp/2023/03/04/post-402/
候補③はAnish Modanの提供するAd Blocker.

ミー文字がかわいくない。


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